七五三撮影のテクニック
プロのカメラマンを手配してロケ撮影を行わずとも、パパやママが愛情を込めてシャッターを切った一枚は思い出深いもの。
七五三のロケ撮影で使えるテクニックを伝授します。
七五三撮影のテクニック
■お参り先でのロケ撮影で使える簡単テクニック
プロのカメラマンを手配してロケ撮影を行わずとも、パパやママが愛情を込めてシャッターを切った一枚は思い出深いもの。
でもせっかく撮影するならできるだけ上手に撮りたいですよね。
屋外撮影やお子様撮影には、ちょっとしたコツがあるのです。
カメラの設定はオートのままでOK。
難しくないのでぜひ今回の七五三詣で使ってみてください。
■全身撮影は「お子様の目線」にカメラを構えて
せっかくの晴れ着姿。全身写真は必ず押さえておきたいカットです。
その際のコツは、お子様の目線の高さまでかがんでカメラを構えること!
カメラの位置がお子様よりも高いと頭が大きく映り、せっかくのお着物や全身のバランスが美しく撮れません。
背の高いパパにはちょっぴりキツイ体勢ですが、ここは頑張って「お子様目線」を意識してくださいね。
■人込みでは背景をぼかすテクニックを
手水舎で手を洗う仕草、社殿前で手を合わせている仕草、絵馬を結び飾っている仕草、お着物の裾や草履に目をやる仕草、はじめて千歳飴をもらった瞬間の表情など・・・「はい、撮るよー!」と声をかけずにシャッターを切ったほうが、自然体でお子様の成長した姿を捉えられることも。
振り返ったときに、当日の会話や雰囲気が思い返せるのもこうした自然体カットの魅力です。
■人気フォトスポットでは敢えて離れて立って
参道や社殿の正面、鳥居の前など「鉄板七五三カット」のフォトスポットはとにかく大混雑。
しかも、通行する人の迷惑にもなるので手早く撮影したいものですよね。
そんなときは近くに寄らずに、鳥居や社殿よりもずっと前にお子様を立たせ、鳥居や社殿全体が背景に入るアングルを探して撮影するのがポイント。
そもそも鳥居や社殿は大きいので、近くに立って撮影すると鳥居や社殿が切れた写真になるか、全体が収められてもお子様がポツンと小さく写った残念な一枚に。
立ち位置とズームの調整を上手に利用して、ベストアングルを探してくださいね。
■逆光はNG?とんでもない!
「逆光で撮影すると顔が暗く映るから・・・」と、被写体の正面にお日様が位置する順光で撮影する方も多いかと思います。
実はこれ、とってももったいない誤解!
晴れた日に屋外で正面から日光が当たると、まぶしさで目が開けるのが辛そうな表情で撮れてしまうだけでなく、あご下にはくっきりと影が入ったり、せっかくの着物も白飛びしてしまって台無しになってしまうこともあります。
全身撮影をするなら、お子様の斜め後ろにお日様がくる「半逆光」がおすすめ。
午前中ならちょうど斜めから日が入りやすいので、一度活用していただきたいテクニックです。
また「逆光」も、お子様の後ろからキラキラと光が注がれた雰囲気のある写真が残せるのでおすすめ。
ぜひトライしてみてください。
■今日は叱らない!と心に誓って
ニコニコ笑顔の写真を残すコツは、カメラに限ったことではありません。
お子様撮影においては「ご機嫌を損ねない」というのも重要なテクニックです。
「はい!そこ!まっすぐ立って!「なんでカメラ見ないの?」「着物が汚れる!ちゃんとして!」などなど。
パパママが思わず言いたくなるこのフレーズを、今日だけはぐっとガマンガマン。
お子様が疲れてぐずらないスケジュールを組んであげるのも効果的です。