七五三のお詣り(お参り)の場所は?
「七五三でお参りできる場所は、みんなどうやって探しているの」
「地元から引っ越してしまい、七五三詣ができる場所を知らない」
このような悩みを抱えていましたら、この記事を読んでみてください。
この記事で解説する「七五三ができる神社の探し方」を知れば、誰でも簡単に探すことができます。
なぜなら、多くの方がこの方法で、七五三の場所探しをしているからです。
それでは七五三ができる神社の探し方と、お役立ち情報もあわせて紹介していきます。
七五三を行う場所に決まりはある?
七五三を行う場所といったら、真っ先に神社を思い浮かべるかもしれません。
では、七五三を行う場所に決まりはあるのでしょうか。
また、意外と知らない「お参り」と「お詣り」の違いについても紹介していきます。
■神社で行うのが一般的
日本の文化や慣習は、様々な宗教文化に置き換わっている状態にあります。ところが七五三に関しては置き換わらずに、今も昔も神社で行う風習が根強く残っています。
「七五三のお参り先について」というアンケート調査によると、回答者の95%の人が神社で七五三を行っていました。
引用元:https://www.shichigosan-jinja.com/questionnaire/index.html
七五三は江戸時代に、関東から発祥した文化です。その後、全国各地に広がり現在に至っています。そのため七五三は神社で行う風習が、今でも根強く残っているというわけです。
七五三の場所選びに迷ったら、できる場所が多い神社から探すのが良いでしょう。
■数は少ないがお寺でも可能
七五三は神社だけではなく、一部のお寺でもお参り可能です。
ただし、神社に比べると数は少ないため、事前にチェックしておく必要があります。
一例として関東にあるお寺を紹介しますと、西新井大師(東京都足立区)、川越大師(埼玉県川越市)、川崎大師(神奈川県川崎市)、成田山新勝寺(千葉県成田市)などです。
また、数が少ないでだけなく、参拝や祈祷の方法にも違いがあります。神社の参拝方法は本殿に付いたら、お賽銭と柏手をします。一方、お寺はお線香を置いて合掌します。
祈祷の方法は神社に比べ、各お寺や宗派により違いが出るでしょう。
七五三をお寺で行う場合、受付しているお寺が少ないため、受付可否や期間を含め事前にチェックすることをおすすめします。
■知ると得する「お参り」と「お詣り」の違い
読みはどちらも「おまいり」ですが、漢字の「参」は寺に関すること、「詣」は神社に関することに使用します。
つまり、「お参り」は仏様に対して、「お詣り」は神様に対して使われるということです。
また、神社の場合には、一般的に「七五三詣」を使用し、神社のサイトでもこの表記を多く用いています。
お寺の場合には、七五三の文化は元々ありません。
なので「七五三ご祈祷」、「七五三祝い」など神社に比べると、厳密な表記はありません。
このように「お参り」は仏様やお寺に対して使用し、「お詣り」は神様や神社に対して使用するのが一般的です。
七五三ができる3つの神社の探し方
七五三を行うことが決まったら、まずは神社探しから始めましょう。
ここでは確実に探せる3つの方法を紹介します。
■① 各都道府県の神社庁や検索で探す
神社庁とは、神社を管理する団体です。各都道府県の神社庁のサイト(サイトのない地域一部あり)から、神社の検索ができます。
この方法は、引っ越しして知らない土地で、七五三ができる神社を探す場合に使える方法です。
まずはPCやスマホから「(都道府県名)神社庁」でキーワード検索し、サイトにアクセスします。
各神社庁のサイトにより表記は構成により変わりますが、「神社を探す」や「県内神社紹介」などと表記されたメニューから神社を検索することが可能です。
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/
※東京都神社庁のサイトの場合、トップメニューの中央にある「神社を探す」から検索できます。
神社庁を使う検索は、各神社庁のサイトにアクセスすることで、七五三が可能な大きな神社を検索できます。
■② 家族や知人に聞いてみる
あなたの家族やママ友、会社の人など、実際に七五三を行った方に直接聞くというのも一つの方法です。
この場合、場所を教えてもらえる以外にも、神社の状況や実際に行った感想など詳しい情報を入手できます。
七五三ができる場所とあわせて様々な話を聞きたいなら、実際に行った方の家族や知人に聞くのが良いでしょう。
■③ 自分が七五三に行った神社に行く
神社は古くからその地域に根付いているため、よほどのことがない限り、無くなっていることはないはずです。
さらに、かつてその神社に行った記憶が残っていれば、規模や場所も把握しているため、安心感があります。
ただし、引っ越し後など神社が遠方にある場合、無理して行く必要はありません。
子供にかかる負担を考慮して、地元の神社を選ぶのが良いでしょう。
■「地元神社」か「有名神社」か?選ぶのに迷ったら?
子供にかかる負担を最優先に考えて、地元神社を選ぶのがおすすめです。
とくに着慣れない着物や靴を履いて境内を歩くのは、子供にとって大きな負担になります。
まだ体力がない3歳の子供の場合、とくに注意が必要です。
また、どの神社を選んだとしても、七五三を行ったことには変わりありませんし、ご利益にも違いはありません。
やはり神社選びに迷ったら、子供を最優先に考えて、地元神社を選ぶのが良いでしょう。
七五三を行うベストな日は?
とくに決まりはありませんが、七五三に行く人が増える期間は11月上旬~中旬です。
他には土日や祝日、六曜にこだわる方は大安の日です。
ベネッセが2015年に行ったアンケート調査を見ますと、11月上旬~中旬に全体の約60%、次いで10月に全体の約20%の方が七五三に行っています。
引用元:https://benesse.jp/kyouiku/201511/20151102-2.html
そして、土日や祝日は、スケジュールの都合がつきやすい一方、当然ながら混み合います。
一方平日は、土日祝に比べて人は少なくなりますが、仕事や学校の都合を合わせる必要があります。
忌引以外では、基本的に公欠や公休と認められないため、注意しましょう。
家庭や地域の事情、子供の都合に合わせて、無理のない七五三を行うベストな日を決めてください。
子供の負荷を考慮して場所を決めるのがベスト
今回は、七五三ができる神社の探し方と、あわせてお役立ち情報を紹介しました。
あなたの子供が初めての七五三ですと、子供より親の方がついつい張り切ってしまいがちです。
いい思い出作りの大事な日に子供が疲れてしまい、ぐずってしまったら、台無しになってしまいます。
大切なことは子供の負荷を考慮して、七五三の場所探しをしてください。
場所探しのポイントをまとめると、以下の3つです。
・遠くより近場や地元を探す(子供の負荷が少ない)
・自分が行ったところや身近な人に聞く(安心感があり七五三の体験談が聞ける)
・各都道府県の神社庁や検索で探す(知らない土地で探す場合)
これらのポイントをおさえて、親子ともども思い出に残る七五三にしてください。